やっと消えた!!トップ下(タイトル下)の巨大なGoogle Adsense自動広告

公開日:2020(令和2)年7月29日/最終更新日:

やっと消えた!!トップ下(タイトル下)の巨大なGoogle Adsense自動広告



ページ内にたった1行コードを追記するだけでAdsense側がページを分析して効果があるであろう場所へ適切な広告を表示してくれるというGoogle Adsenseの便利な機能である「自動広告」。しかも勝手に学習してより効果のある場所を探してくれるという本当に貼りっぱなし(コードを挿入するだけ)で広告収入が得られるかも・・という機能です。

でも、この自動広告、大抵の場合、ページやトップページの顔である一番大切なページ上部に巨大な広告がデデーーンと表示されることが多いんです。また、この自動広告は画像に対しての反応が良いようで、画像スライダーなどをページトップに入れていると、その上下にデデーーーーンと2つ表示されることもあります。前述した通り、そこが一番目立つ場所・・というのは分かりますが、せっかくのページ、サイトの顔が台無しになってしまうこともありますね。

Google Adsenseの自動広告では、いつの日からか(忘れただけです・・)広告の場所を指定、正確にはその場所には広告を入れないで!という機能が追加されました。でも、表示しないように設定したのに広告が消えないことがあるんです。が、解決してみたら、それは設定方法と手順の勘違いであることが分かりました。同じように「消したはずなのに表示されてるじゃん!!」と困っている方、ここで紹介するチェックポイントを意識しながら設定してみてください。

ポイント1 プレビュー上できちんと削除されてるかを確認する

自動広告の設定は、基本的にアドセンスの管理画面から広告をクリックし、表示される一覧から該当するサイト(ドメイン)の右にある鉛筆マークをクリックすることで設定画面が出てきて調整できます。

Google Adsense自動広告の設定画面を開くと、右に設定項目、左に自動広告を挿入する候補がプレビューで表示されます(ひとまずモバイルでのプレビューが表示されますが、恐らく困るのはパソコンでの表示だと思いますので、プレビュー画面右上のパソコンマークをクリックして調整しましょう)。

しばらく待っているとプレビューが表示され、広告候補の枠とともにゴミ箱マークが表示されます。

やっと消えた!!トップ下(タイトル下)の巨大なGoogle Adsense自動広告|Ordinary Life

これをクリックすると次の画面が表示されるので削除をクリックします

やっと消えた!!トップ下(タイトル下)の巨大なGoogle Adsense自動広告|Ordinary Life

クリック後元の画面に戻り、右下にあるサイトに適用をクリックすればOK!!ではないんです。ここで必ずきちんとプレビュー上でそのエリアが削除されているかを確認するようにしてください。きちんと消えているのを確認した上で右下のサイトに適用

やっと消えた!!トップ下(タイトル下)の巨大なGoogle Adsense自動広告|Ordinary Life

をクリックすると以下のような画面が表示されます。

やっと消えた!!トップ下(タイトル下)の巨大なGoogle Adsense自動広告|Ordinary Life

そして保存をクリックすると、きちんと適用されます。

逆にプレビューから消えていないまま、サイトに適用をクリックすると、ドメインの一覧に戻ります(上記の画面に遷移しません)。要するにやったつもり・・・という形になってしまってるんです。

まずは

  1. 削除後にプレビュー上できちんとこの場所が候補から消えているかを確認する
  2. サイトに適用をクリックした時に確認画面が表示されるかを確認する

この2つを確認して、きちんと設定しましょう。

ポイント2 1回の更新で1箇所削除するようにする

冒頭でも書いた通り、ヘッダーにスライダー画像があったりすると、タイトル下とスライダー下に巨大広告が表示されることがあります。この2つの候補を削除したい場合、1回の更新でやろうとすると1つのみ適用されたり、両方適用されなかったりすることがあります。

想像ではありますが、自動広告は文字通り「自動」なので、1つ候補を削除すると、次に表示しやすい場所を再設定するようになっているためかと思われ、2つ同時に削除というのがきちんと反映されない現象が発生するのではないかと思います。

これを解消するには、1つの広告候補を削除したら一旦サイトに適用をし、再び編集(鉛筆マーク)をクリックしてプレビューから候補を削除して再度サイトに適用をします(さらにある場合には同じ作業を繰り返して1つ1つ適用させる)。

・・・まったくきちんと適用させるようにしてよ!!と言いたいところですが、候補の削除自体は一度設定すればその後触れることはまずないわけですから、そんなこと言わずに1つ1つ確認しながら適用させていきましょう。

テンプレートごとにプレビューして削除する

消えたはずなのにやっぱり表示される・・・そんなときは、ページごと(投稿ごと)に確認してみましょう。

例えばWordPressの場合は

  • トップページ用のテンプレート(ブログテンプレートまたは固定ページテンプレートなど)
  • アーカイブ(カテゴリー一覧、タグ一覧、検索結果など)用テンプレート
  • 固定ページ用テンプレート
  • 投稿用テンプレート

などがあり、それぞれのページがそれぞれのテンプレートを通して表示されるようになっています。

つまり、これらのテンプレートによってアドセンスの自動広告が挿入される候補場所が変わるのです。

トップページで不要な場所のアドセンス自動広告を消したから大丈夫だろう・・と思っていても、投稿や固定ページを表示したらやっぱり消えてない!!そんなときはAdsenseの自動広告のプレビューで実際にそれらを表示して、広告の表示候補のままになっていないか確認しましょう。

おまけ 削除したらその分自動広告の広告表示が減るの?

これ、気になりますよね?Google公式ヘルプによれば、自動広告は既存の広告に追加して収益を向上させるための機能で、既存の広告を含め、そのページ全体の30%程度を目安に広告表示するようにしているようです。

従ってトップ下の広告を削除したら他の場所に表示されると思ったのに、どこにも自動広告がない・・・という方は既に広告量が多い、または広告を表示するようなコンテンツではないと判断されている、または、広告表示場所を探している(最適化している)状態だと思われますから、しばらく様子を見る、表示されないコンテンツの内容を見直してみる等を行うとよいかも知れません。

2020年8月3日 追記 ~それでも表示されるときは~

この設定を行って無事に非表示になった数日後、このサイトでは再び表示されるようになってしまいました。確認しても既にプレビューにはその場所の広告を削除できる部分がありませんから、残念ながらこれ以上の対応は難しいです。

あとやれることとしては、

  1. ページを指定して自動広告を非表示にする
  2. 自動広告自体を停止する
  3. 自動広告の表示数(頻度)を変更する
  4. 効果がないと学習されるまでしばらく我慢してみる

1~3についてはアドセンスの自動広告設定画面から変更できます。ある意味究極の判断です。3については自動広告の頻度を減らしたとしてもアドセンス自体が「このページではここが効果的」とページトップのビッグな広告を必要と判断してしまえば単純に広告の数が減ってしまうだけになります。

4についてはじっくり我慢するしかないでしょう(自動広告は常に効果測定が行われていますから、効果がないと判断されればそのうち表示されなくなります)。

また自身では案外気づかない点として、自動広告の表示場所や表示内容は、訪問者の環境によりますから、自身で大丈夫だったり、ダメだったりしてもそれがすべてではないということを書き添えておきます。

一旦きちんと消えた不要な自動広告でしたが・・・なかなか難しいですね。でもこちらでできることはやったので後は使用をやめるか様子を見るかということになりそうです。

2020年12月4日追記 ~何をどうしても表示されるときは~

このサイトでも使っているサイト作成&管理ツールのWordPress。本体自体は有志によって無料提供され、更新もされ続けていますが、表示を担うテーマや機能を追加するプラグインなどはだんだんとマネタイズ(一部のみ無料で後は有料みたいなもの)に使われつつあります。

そこで、無料のテーマ+無料のプラグインを見直しては??ということで、第一弾として【OnePress】という無料テーマのデモを作ってみました

「OnePress」のデモ&カスタマイズ

一応アドセンス自動広告がどんな動きをするのかも確かめたくて有効化してみたところ、なんとヘッダーの追従領域(ページスクロールしてもずっと表示されるサイトタイトルの部分)の下に巨大な広告が表示され、画面の半分を埋めてしまうという事態が発生しました(とある方からの指摘によって発覚しました)。

で、定石通りAdsense管理画面からプレビュー→削除を試みるも、その領域に自動広告の候補が見つからないという状況。これでは無効にすることができません。困った困った・・・。

そこで最終的に取った手段が「ページ上で非表示にしたらあきらめるのでは?」という発想。

そうです、CSSでその部分を非表示にしちゃうんです。かなり荒療治ですけど、広告が出っぱなしではかなり困る状態ですので止むをえません。使うのはCSSについて少しでもかじったこのある方ならご存じの

.CSSセレクタ{display:none;}

を当ててやるわけです。

今回の場合に限りかも知れませんが、これによって追従領域の下(スクロールに伴って消える部分)へ広告が表示されるようになり、問題解決しました。

追従ヘッダー下に広告が表示されて困っている方、一度試してみるといいかも知れません(これによってAdsenseとの間に何かあっても責任負えませんので自己責任でお願いします。ちなみにこの措置をしてから数日経過していますが今のところ何も発生していません)。

結論:Adsense自動広告のコントロールは大変

最終項目に記載した通り、Adsense管理画面のプレビューに表示されないと何もできないし、プレビュー表示で消しても全部に適用されるとは限らないし、閲覧環境によって広告の位置も広告の数も流動的なので、結論としてはちょっと使いにくいなぁというのがAdsense自動広告かな?と個人的には思っています。

でも・・・いつからか仕様が変わって、自動広告専用コード的なものではなく、

<script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>

がヘッダーやフッター、またはどこかの広告にあり、広告のいずれかに

data-ad-client="ca-pub-xxxxxxxxx"

という記述があれば管理画面でオフにしない限りは自動広告が適用されるようになっていますから、気を付けた方がいいかも知れません。

・・・・でも環境でバラバラなんだから検証のしようもない・・・あとはAdsense自動広告のウリである機械学習に頼るしかない、というのが現状だと思います。