県としては初「和歌山県動物の愛護及び管理に関する条例」の改正で野良猫へのエサやりが原則禁止に?
- 公開日:2016年3月24日
カテゴリー:更新情報ほか
現在でも大阪市や京都市、東京都の一部の区など、市・区単位では施行されている「猫にエサをあげることを禁止する」主旨の条例。先日テレビでも大々的に放送された猫のエサやりに関する内容は、和歌山県が県条例としては初めて「和歌山県動物の愛護及び管理に関する条例」の中に改正条例として盛り込むかどうかを検討しているというものです。
この案はそれ以前に改正案が提案され、野良猫への餌やりを行えるのは原則として地域猫のみであり、地域猫対策の届出をしなければ餌やりはできないというものだったようで、動物愛護の精神に反するものでは?という意見が多数あり、2015年11月の段階でパブリックコメントの募集を終え、それを踏まえて提案されている段階のようです。
改正されて盛り込まれる内容としては
- 一度だけの餌やり、偶発的な餌やり、衰弱しているような野良猫への見るに見かねた餌やり等の反復又は継続しない餌やりは、生活環境に支障が生じないものとして行えることとします。
- 野良猫に対し、反復又は継続して餌やりを行う場合には遵守すべきルールを定め、野良猫への餌やりは、このルールに則って行うこととします。
- 地域猫対策の届出は、任意とします。(県は施策として、届出者に対して不妊去勢手術費用の助成を行います。)
- 勧告・命令・罰則(過料)については、野良猫(地域猫を含む。)に反復又は継続してルールに違反した餌やりを行う者に適用します。
(上記和歌山県のホームページより抜粋)
というもので、これだけを見てしまうと逆に「虐待」や「絶滅」に向かうのでは?と思えてしまうのですが、2の場合には守るべきルールとして、
- 不妊去勢手術を施した猫は対象外
- 適切に給餌や給水を行うこと
- ふん尿を適切に処理すること
- 地域住民に説明をし理解を求めること
- 生活環境を損なわないこと
という項目が盛り込まれるようです。ということは、いわゆる「地域猫」と呼ばれる仔たちに対してきちんと地域住民に説明をした上で管理する分には大丈夫ということです。
ただ気になるのは
「一度だけの餌やり、偶発的な餌やり、衰弱しているような野良猫への見るに見かねた餌やり等の反復又は継続しない餌やりは、生活環境に支障が生じないものとして行えることとします。」
という1つ目の項目。
衰弱している仔は届け出れば適切な治療を行う、里親探しをするなどといった取り組みを「市」や「県」として行うようにしてほしいし、何よりえさやりで一番問題となるのは、「一度だけの餌やり、偶発的な餌やり」をする人の方なのではないかと思うからです。
ここでも、いつも管理している「お兄さん」と話をしていると、どこをトイレにして、どこがエサ場でというのは決まっています。そしてそれを聞いている人たちはいろいろな場所でむやみにエサをやったり、置きエサをしたりといったことはしません。が、人が通りかかると逃げるように去っていく人たちが立ち去ってからそーっと見に行くと、器がそのままにされ、エサが大量に残っているいることが多いのです。
そして、「一度だけの餌やり」や「偶発的な餌やり」をする人の多くは偶然なのですからペット用に作られた食べ物を持っているわけがないので、人間用の塩味たっぷりのものを与える(というよりは置いていく)、器もそのままなので、夏場などは簡単に腐ってしまい汚れていくということになっていると思います。条例はこうした人たちを減らすためにあるのではないかと思います。
あくまでここの猫ちゃんたちだけを見ての判断ですが、トイレもちゃんと決まっているし、トイレの土の天地返しもお兄さんがやってくれています(よくやっている光景を見ます)。正にこのようにしていけば猫ちゃん達を守れるという意識と行動の現れです。確かに周囲の人への説明であったり理解であったりということはできていないのかもしれませんが、話を聞く限りでは会う人にはきちんと説明をしているそうですから責任を果たしてないことはないと思います。
こういう風に書くと「なんだ、擁護派か!!」と思われるかもしれませんが、もっともっとメディアなどで「避妊・去勢をしている証」である耳がカットされている猫ちゃんのことを積極的に放送したり、多頭崩壊などとまるで「猫を引き取って飼育することが罪悪だ」といった放送を避けたり、避妊去勢に関する助成制度についての説明を放送したりするなど、本当の意味で猫と人間が共存する方法に関して伝えてもらえないかなぁと思います。もともとは野性から殖えたわけではなくて、産ませて放たれた命なのですから・・・。
私もたかさんも、残ったエサを片づける、ゴミを拾う、置きエサにならないよう食べ終わるまで見守る、車の上などに乗っている姿を見たら降ろすなど、微力ながら近隣の方に迷惑をかけない、生活に支障となることはしないように活動しています。でもそれは人間のためではなく、猫ちゃんたちが教わっていない行為によって迫害されたり危害を加えられたりしないためです。日記には何回も書きましたが、人間と共存するため命をつなぐことを人間の手で奪ってしまった猫ちゃんたちに少しでも幸せな日々を送ってもらいたい、その一心で日々猫ちゃんたちと過ごしています。


















