助手席に乗っていて、運転者に不測の事態が起きたらどうする?何ができる?

公開日:2025(令和7)年1月26日/最終更新日:

electric car, charging, instrument panel, electric car, electric car, electric car, electric car, electric car



高齢ドライバーの事故、報道ブームが去ったのか?最近あまりクローズアップされなくなってないかと思う今日この頃..。

代わりに最近では高齢ドライバーの事例よりも、外国人が運転する車が..というのばかりが報道されているような気がする。

そしてどちらも凄惨な事故が起きなくなったら報道すらされないのだろう..。すべてを押し並べて放送しろとは言わないけど、報道そのものが何かのキャンペーンになっているのかもね。

さて、自身は運転免許を持っていて助手席に乗っている状況で、運転者が走行中に不測の事態が発生したら、助手席にいる人は何ができるんだろうという想像をしてみた。

少し前になるが九州で老夫婦の乗るワンボックスカーがとんでもないスピードで車に当たりながら直進して、交差点の角にあるビルか何かに衝突して大破、老夫婦は死亡という事故があったのを覚えているだろうか?

報道によればこの直前に運転者であるご主人と助手席の奥様の間で、暴走が始まった後も「ちょっと速度が速いね」などと会話がされていたと記憶しているのだが、この時助手席ではもう多分運転者に任せるしかなかったのだろうと想像する。

もしも私が同じ状況になったら...。できるかどうかは別として、こんな行動をしようと頭の中ではずっと考えている。

まずは動力を切ること。ただそんな状況でエンジンを止めることはできない(完全停止してブレーキを踏んだ状態でPレンジに入れないと原則エンジンは切れない)から、アクセルをいくら踏んでも動力が伝わらないように「N(ニュートラル)」に入れる。そうすることで少なくともどんどん加速していってしまうことは避けられる。

次にこれは本当にできるかどうか分からないけど、サイドブレーキを引く。これは我が家の車ではフット式のパーキングブレーキなので、その状況下で右足を伸ばしてその操作ができるかは疑問..でもやるしかないだろう。ただパーキングブレーキはそもそも停止している車が最低限動かないようにする程度の制動力しかないので、この措置を行っても眉唾には違いない。

残るはフットブレーキということになるのだが、恐らく私の足では助手席から運転席のブレーキペダルをそのままの体勢で踏みこむことはできないから、寝そべるような姿勢で踏み込むしかないだろうが、高速で蛇行している状況だったら無理だと思う。ましてや何かに衝突しながらだったら体は既に前後左右に大きくゆすられているだろうから余計に無理だろうと思う。

...となると、できるのは「N」レンジへ入れることと、最低限ハンドルで回避動作をする位。

速度があまり出ていなければどこかに衝突してエアバッグが出て助かるかも知れないが、既にアクセル全開で速度がぐんぐん上がっている状態だったらもう運を天に任せるしかないのだろうな。

高齢ドライバーでなくても、突然脳梗塞が起きたり、心臓に不調が起きたりすることもあるだろうから年齢に関わらず、車に乗せてもらう時にはその辺の覚悟が必要なのかも知れない。


もはやどの情報も信用できない時代?
もはやどの情報も信用できない時代?