2025年春からスタートするマイナンバーカードと運転免許証の一体化。
一体化することで以下のようなことが簡単にできるようになるそう。
- 住所・氏名の変更手続がワンストップ化され、市町村に届け出れば警察への変更届出が不要となる(マイナ免許証のみの場合)
- オンライン更新時講習の受講ができる(優良運転者講習・一般運転者講習)
- 住所地を管轄する公安委員会以外の公安委員会を経由しての更新手続(経由地更新)が迅速化され、経由地更新の申請ができる期間が延長される(優良運転者・一般運転者)
1は、引っ越した場合に、まずは役所で異動の手続きをした上で住民票を取り、警察署へ行って免許証の変更手続きをするというなんともまどろっこしい手続きが不要になるというもの。無駄に住民票を取るための費用も必要なくなるし、時間も大幅に短縮できてうれしい措置だと思う。
2は運転免許の更新で一番煩わしい?講習を更新前の都合のいい時にオンラインで受けられること。免許の更新では、タイミングによっては講習までの待ち時間が長くて暇つぶしに苦労することが多いから、これもありがたい。
そこで、私はちょうど来年免許の更新があるのでそこで一体化させればいいかと思っていたが、この恩恵を受けるには、先に行う必要があるようだ(まあ一体化していないから当然と言えば当然か...)。
一体化については、愛知県警察のホームページ内にあるマイナンバーカードと運転免許証の一体化で詳しく公開されていて、2024年12月4日現在の情報では、2024年3月24日以降にシステムの整備が整っているところで手続きができるらしいという情報のみで、どこで一体化できるのかは公開されていない。
また、一体化には運転免許証とマイナンバーカードと共に「署名用電子証明書」(数字4桁のパスワードではない方の情報)が必要になるから、手続きに行く当日はメモなどを絶対に忘れないようにしないといけないからこれも注意が必要(カードの認証に顔または数字4桁のパスワードも必要だろうからそちらも忘れずに..)。
まあ一度手続きしてしまえば..というところなので、私的にはさっさと一本化しようと考えている。
2025年3月18日追補(重要)
2025年3月18日の情報では、マイナ運転免許証(マイナンバーカードに免許証情報を追加)にした後で、マイナンバーカードの有効期限が近づいてマイナンバーカードの更新をすると、記録されていた運転免許任官する情報が継承されず、警察署で再手続が必要となるというニュースが流れた。
2025年秋からこの不具合が解消されるとの情報なので、今年秋までに運転免許の更新があってマイナ運転免許証への切り替えをしようとしている人で、マイナンバーカード自体の有効期限が2025年中に切れる(更新する必要がある人)は、タイミングによって手続きを何度もしなければならないようになってしまうかも知れないので注意が必要。
といってもマイナンバーカードの制度が開始されたのが2016年1月で、マイナポイント事業が始まったのが2020年9月なので、ほとんどの方は2025年秋までにマイナンバーカードの有効期限が切れることはないので一応有効期限の確認をしておけばよいだろう。
マイナンバーカードの有効期限は表面(写真のある方)に記載あり
一体化するとどうなるのか?について。
以下の情報がマイナンバーカードのICチップに追加され、カード自体に何かの記述が追加されることはないようだ。
- マイナ免許証の番号
- 免許の年月日及びマイナ免許証の有効期間の末日
- 免許の種類
- 免許の条件に係る事項
- 顔写真
これによって検問とかで「運転免許証見せてくださいね」と言われた時には恐らく警察がICカードの読み取り機などを持っていて、かざす、挿すなどして確認するのだろう。
マイナンバーカードと運転免許証を紐づけた場合には、マイナンバーカードのみにするのか、マイナンバーカードと免許証を両方持つのかの選択ができるようだが、手数料が異なるのでできればカードも1枚にしたいところ(手数料の違いについてはちょっとややこしいので割愛..)。
ただマイナンバーカード自体に免許情報が何も記載されないことから、運転免許証を正規の身分証明としているところではその場で即座に証明する手立てがなくなってしまうので、一度は併用しておいた方が無難かも知れない。
運転免許証とマイナンバーカードの一体化について調べていたら、ちょっと気になる情報があった。
同じく愛知県警察の「運転免許事務の見直しについて」によると、ゴールド免許(優良運転者)以外の人は、令和7年2月28日以降、運転免許試験場か東三河運転免許センターでしか即日交付を受けられなくなるとの情報が。
ちなみに長年ゴールドを守ってきたものの、今回は一般になってしまう(泣)ことが確定している私にとっては、いつも行く近所の警察署では更新できず、遠い遠い試験場へ行くことになるから、なおさら更新前にマイナンバーカードとの一体化が必須となった...。
最後に、この情報は時点で私が勝手に調べたものであること、あくまでも愛知県ではという話なので、正確な情報については自身で調べることをお勧めする。