捨て猫ちゃんは幼稚園児でいきなり人生の岐路に遭遇する&保護する側の葛藤

公開日:2016(平成28)年6月14日/最終更新日:

捨て猫ちゃんは幼稚園児でいきなり人生の岐路に遭遇する&保護する側の葛藤



今回いきなり3匹の猫ちゃんたちを保護して戦争のような日々からようやく落ち着いて来ました。そこでふと思ったのが、
「この仔たちに私が気づかずそのままだったら今頃どうなっていたんだろう」
ということ。

誰かに保護されたなら良かったという話ですが、今回最初に保護したモモは夜中に見かけて翌日昼に再度行ってみたら同じ場所で鳴きもせずうずくまっていました。次の日は確か雨が降ったので、この仔は体力が落ちておそらくそのまま・・・ああ想像したくない!!

逆にマロンとミクは大きな声で誰かを、またはお母さん猫を一生懸命呼んでいたのにごく少数の人を除いて関心すら持たれなかった(迷惑に思われていたかも)のです。この仔たちがそのまま放置されていたら・・・あの日は雨だったのに・・・ああ想像したくない!!

猫ちゃんがよく遺棄される(捨てられる)のはだいたい生後1か月半から2か月位。獣医師広報版サイトの年齢換算表によると生後2か月で人間の年齢では5歳だそうです。5歳というと、幼稚園の年中さん、当然親なしでは何もできない年齢です。
「人間と野性動物は違うよ」
と言われそうですが、それも加味した換算表なのですから年中さんには違いありません。

そんな年齢でいきなり知らない場所にたった一匹で放置され、知らない人の目にさらされ、寒い、暑い、なんだこの虫・・・などその恐怖といったら想像を絶すると思います。

そしてお腹がすいた、喉が渇いたと思ってもそこにいる以外どうすることもできません。知らない動物(人も含む)が現れたらとにかく必死に逃げるしかありません。そしてふと気づくと
「ここはどこ??」
という状態に・・・。もう前述したモモのようにじっとうずくまっているしかありません。

保護しまたが、本当に保護されてこの仔たちは幸せなの?と考えるとどうなのかもわかりません。ここがこの仔たちに訪れた人生のターニングポイントでした。おそらく今の様子を見ている限り人生の岐路はひとまずいい方向に進んだみたいです。

一方で、保護した私はというと

  • またあんずのようなことにならないだろうか?
  • このまま怯えたままだったらどうしよう?
  • エサ・トイレ砂・病院代など経済的な問題はどうする?
  • お願いだから暴れないで、鳴かないで!
  • このままトイレを覚えてくれなかったらどうしよう?
  • もしも病気や障害が露見してきたらどうしよう?
  • 突然体調が悪くなったらどうしよう?

時間の経過とともに不安要素が減り、落ち着いてきても

里親募集しても新しい飼い主が見つからなかったら?

という不安で一杯です。毎日眠りも浅くて胃痛もおさまりません。ここ数日食欲もなくなってきた位です。

でも私が保護しなかったらこの仔たちは・・・。だから保護したことに後悔はしていません。ただ、これだけの思いをして、誕生日すら分からないこの仔たちがこの後本当に幸せになれるところへ嫁や婿に行かせてあげたい!でも・・・

ここがこの仔たちに訪れる2度目のターニングポイントです。これから里親募集のサイトで募集を開始する予定という状態ですが、どうかたくさんの人から声をかけられ、一番幸せになれそうなところへ行ってもらいたいです。

もちろん当サイトにも問い合わせページを用意してます(各ページの文頭で案内させていただいています)。遠方へお届けすることができないので名古屋市内や近郊の市町村のみの対応ではありますが、興味を持たれた方、一生大事に飼育してくださる方の応募や問い合わせをお待ちしてます。