答えは韓国の放送法によって規制されている(た)から。
韓国の放送法では、1つの番組の中でCMを挟む(これを中間広告と言うそう)ことが禁止されているため、通常1時間のドラマを2話に分けて、話の間にCMを挟むという手法がとられてきたそう。
これが2018年以降徐々に改正されたようで、プレミアム広告という名目で、番組の長さによって決められた回数のCMがいれられるようになった模様。
この規制は日本にはないことなので、日本で放送される際には、CMを挟む時間やドラマの流れなどによって、2話分を1話+CMで1時間に収まるようにしたり、3話分を2話+CMにしたりするので、放送局によって、全話数がまちまちになることがあるらしい。
特にこの時期までのドラマは現地では1話30分のノーカットだったようなので、日本のBSなどで放送される際に結構な長さのCMがボンボン入ることを考えると、恐らく全シーンの2/3位しか見れていないのではないだろうかと想像する。
だから、同じドラマを何度か見ていると局によって「あれ?こんなシーンあったっけ?」とか「あれ?このシーンなくなってるかも..」とか、複数話をまとめている場合には話中にモザイク付で次の回のタイトルが表示されたりということがあるのだと納得した。
参考
ここからは余談。
日本で放送される韓国ドラマは本当にCMが多い印象。ひどい場合にはCMと本編が半分ずつ位の印象を受けるものも多く、ほとんどが同じ通販や保険のものでちょっとうんざりすることもある。さらにこの流れが映画放送にも波及してきてる印象で、ひと昔前までは2時間の放送枠の中に1時間半の映画本編と残り時間のCMという感じだったものが、2時間半の放送枠の中に1時間半の映画本編と、単純のCM増えただけという形になりつつある。
この間放送された「踊る..」の映画は、新作映画の宣伝含みであり、放送局自体が制作している映画にも関わらずCMだらけ。見たことのある人ならまだしも、初めて見る人は多分内容が入ってこないだろうし、見たことのある人にしてもこのぶつ切り映画を見て新作を見に行こうと思う人は少ないのでは?と思えてしまう。
ドラマ・映画に限らず、バラエティ番組や音楽番組もしかりで、ひどい場合にはCM前の内容→CM→CM前の内容→CM→CM前の内容と続きを少し→番組宣伝やCM→やっと続きみたいなのが多すぎて、途中で番組を見るのをやめたり、家にいてもテレビ自体を消していることが増えた。
このままいくと、全チャンネル全時間通販番組になる時代も近いのでは?