先日夜中に近所の家で火事があった。
燃えたのは居間の隅から窓を伝って2階の一部だったようだが、台所でもない場所、しかも夜中にって何で?で今日ご主人に会ったので聞いてみたところ、寝室は2階で、寝ていて気が付いたら火と煙が上がってきていたそう。
そして出火原因は、夜のうちに充電しておこうと電源につないだままにしていたモバイルバッテリーだったそう。
外からでも分かる火災の痕は台所など火の出る場所ではない、どうりで火気のないところが燃えているわけだ。
ニュースやワイドショーで時折やってるリチウムイオン電池の爆発発火、こんなに近くで実際に起こるとは...。
ご主人曰く、「火の出るところを見てたらすぐに対処してたから火事にはならなかった。自分がいるところから離れた場所で充電していたのが悪い..周りのお宅に迷惑をかけてしまった..」とうつむき加減で言っていたが、本人もまさか本当にモバイルバッテリーが破裂して発火するなんて思ってなかっただろう。
間違いなくこれは不慮の事故だろうと思う。
スマートフォン本体やスマートフォン用の予備バッテリー、充電機能を持つ機器、最近流行りの?充電式ハンディ扇風機、空調服の扇風機を回すためのバッテリーなど、周囲を見回せば結構リチウムイオン電池が使われている。
リチウムイオン電池自体が危険なのかというとそうではなくて、中には安価=粗悪な構造のものだったり、衝撃を繰り返し加えたりすると、異常に加熱して破裂し、火が出ることがあるそうなので、「お、安い」で購入するのではなく、きちんとしたメーカーのものを選ぶことをおすすめしたい。
ただ、電気用品が安全基準を満たしていることを示すPSEマークが付いたものであっても、使用環境や使用の状態によっては安全性が失われることがあるので注意が必要。
そういえば昔々持ってた某メーカーのガラケーのバッテリーが異常に膨らんで無償交換になったっけ。当時はなんだこれ?無料交換、当たり前だろ程度にしか思ってなかったが、今思えば、一つ間違えればそれが爆発していたかも..と考えるとぞっとする話である。
とはいえ、今のところ我が家には充電して持ち歩くようなグッズは、デジカメとノートパソコン位で他にはないと思われるので危険性は低いだろうけど、何かを買うときはちょっと気を付けるか..。