猫やペットにとって危険な植物

猫ちゃんと暮らしてみると普段何気なく置いているものがとても危険だったりしますよね?

例えば

  • 机の上のペンに何故か興味を持って、くわえて飛び降りたら・・・
  • 棚の上に置いてあった写真入れが帰宅したらひっくり返ってて・・
  • 台所のシンクで殺菌や漂白のために浸け置きしていた水を・・・

猫ちゃんに罪はない、すべてはモノがあるから・・・とどんどん殺風景になる部屋、それでも猫ちゃんは別の物に興味を持って・・うーーーんどうすればいいの??ってなっちゃいますね。

ただ、猫ちゃんも人と同じように興味のないものは全く無視。時が経つにつれだんだんと普通の暮らしに戻ってきます(我が家の場合は2~3か月の辛抱でした)。

そして部屋や庭、ベランダなどに潤いをと思って置くもの言えば・・・そう観葉植物や草花、植木、家庭菜園などいわゆる緑のもの。

そこで今回は猫ちゃんが食べたり触れたりすると猫ちゃんに少なからず影響のある植物を「観葉植物」「植木や草花」「野菜など」に分けて紹介します。

大抵は鉢の土や肥料などに興味を持って悪戯している間に・・・という事故がほとんどで、これらがあるとたちまち猫ちゃんに影響があるかというとそうではないと思いますが、新しく植物を増やしたり育て始めたりするときにはちょっと気を付けるとより安全に同居できると思います。

食べたらすぐに症状が出るのかは猫ちゃんによるようです

我が家の室内にもたくさんの観葉植物があります。代表的なのは「モンステラ」と「スパティフィラム」。どちらも下の一覧では危険な植物として掲載しています。

モモの場合は普段は無視、何か気に入らないことがあるとあてつけに齧ることがあり、茶摘みのようにちぎっては投げ・・・としていることがほとんどですが、時には何も残ってないこともあります。

が、今のところは何も症状が出ていません。つまり人間のアレルギーなどと一緒で猫ちゃんによるということだと思います。

しかし、獣医さんの話によると後から症状が出ることもあるそうですし、猫にとって害がある可能性がある以上手の届かないところ(つまりは猫のいかないところ)に置くことを推奨されています。

現在では室内には観葉植物はほとんどありません。大切なモモにもしも・・いつか・・なんてことがあってはいけませんからね。

室内で管理されていることが多い植物

いわゆる観葉植物の類です。いつも室内にある植物であれば口内炎や口内への刺激があるため、症状がひどくならなければ猫ちゃんたちが「危険」と判断して食べなくなるものがほとんどですが、冬場だけ雨の日だけなど特別な時だけ室内管理する植物は特に注意が必要です。
※紹介しているのは一部の植物です。ほかにも影響のある植物はたくさんあります

植物の名前 猫に害のある部位 食べた時に出る主な症状
セイヨウキヅタ(アイビー) 葉、果実 嘔吐、下痢、腹痛、口渇、皮膚刺激
フィロデンドロン 根茎、葉 皮膚のかぶれ、口内刺激
ポトス すべて 口内炎、皮膚炎
ディフェンバキア 皮膚のかぶれ、結膜炎、口内刺激
クワズイモ 葉、茎 口内炎、皮膚炎
スパティフィラム 口内炎、流涎、皮膚炎
モンステラ(ホウライショウ) 口内炎、流涎、皮膚炎
ポインセチア 樹液、葉 嘔吐、下痢、口内刺激、皮膚炎
ドラセナ(幸福の木) 全草 嘔吐、下痢、手足の腫れ、麻痺、死亡

普通に販売されていて、家に1つ位あるような観葉植物でも猫ちゃんにとっては影響があるものが多いですね。絶対に置いてはいけないということではありませんが、新しく植物を置く際には特に気をつけた方がいいと思います。

特にドラセナは100円均一でも販売されているほどポピュラーで丈夫な品種ですから気を付けましょう。

庭やベランダなどに植えられている木や草花

完全室内飼育ではあまり関係がないかもしれませんが、ベランダやバルコニーなどにエクステリアとして置いた植物が実は危険なものだったということも少なくありません。
※紹介しているのは一部の植物です。ほかにも影響のある植物はたくさんあります

植物の名前 猫に害のある部位 食べた時に出る主な症状
アジサイ 嘔吐 沈鬱 元気消失、けいれん 昏睡 呼吸麻痺 死亡
アヤメ 根茎 嘔気、嘔吐、下痢、腹痛、胃腸炎
アイリス 根茎 嘔吐、腹痛、下痢
サフラン 根茎 嘔吐、腹痛、下痢
イチイ 種子、葉、樹 筋力低下、虚脱、悪心、嘔吐、腹痛、突然死
イチョウ 種子(銀杏) 皮膚炎、呼吸困難
イラクサ 葉およ茎の刺毛 痛み・かぶれ・炎症、食べると呼吸困難
ウルシ 乳液 皮膚のかぶれ、炎症
キキョウ 嘔吐、下痢、胃腸炎、溶血
ロベリア 全草 嘔吐、腹痛、頭痛、血圧低下、呼吸困難、けいれん、意識不明、心臓麻痺
キク 全草 皮膚接触では皮膚炎、経口接触では嘔吐
デージー 全草 皮膚接触では皮膚炎、経口接触では嘔吐
マーガレット 葉の汁 皮膚接触では皮膚炎、経口接触では嘔吐
ニチニチソウ 全草 全身麻痺
クリスマスローズ 全草、特に根 口腔刺激、腹痛、胃炎、嘔吐、下痢、不整脈、血圧低下、心臓麻痺、死亡
クレマチス 全草 胃腸炎
イチジク 葉、枝 皮膚のシミ、粘膜のびらん
ワラビ 地上部、根茎 貧血、慢性衰弱、運動失調、心拍不整、死亡
ジギダリス 葉、根、花 嘔気、嘔吐、口渇、下痢、腹痛、頭痛、耳鳴り、目眩、けいれん、不整脈
シクラメン 全草 胃腸炎
プリムラ 葉、茎 皮膚炎、口内炎、嘔吐、下痢
パンジー(ビオラ) 種子、根茎 嘔吐、神経麻痺
ソテツ 種子、茎幹 口腔内・食道・胃腸の炎症、肝不全、腎不全
サツキ 葉、花からの蜂蜜 嘔吐、下痢、視力障害、筋力低下、徐脈、麻痺、昏睡
つつじ 葉、花からの蜂蜜 嘔吐、下痢、視力障害、筋力低下、麻痺、昏睡
ホウセンカ 種子 子宮の収縮
チョウセンアサガオ 葉、全草 嘔吐、下痢、口渇、視覚障害
ホオズキ 種子 嘔吐、腹痛、血便、下痢、目眩
スイセン 球根 嘔気、嘔吐、血圧低下、時に下痢、胃腸炎
アサガオ 種子、ツル、葉 嘔気、嘔吐、下痢、反射低下、瞳孔散大、幻覚、血圧低下
ツタ 皮膚炎・結膜炎、嘔吐、下痢、胃腸炎
ジャスミン 全草 運動失調、嚥下困難、ケイレン発作、呼吸筋麻痺、死亡
モクレン 樹皮 筋肉の弛緩
ユリ 全草 脱力感、脱水、腎臓障害、視力障害、全身麻痺
ヒヤシンス 球根 皮膚炎、心臓麻痺
アロエ 樹液 下痢

庭に植えてあったり植え込みなどに使われたりするものが多いです。中には夏場はベランダなど日当たりのいい場所で育て、冬場は寒さ対策のために室内の出窓などに置いてといった育て方をする植物は注意したいところです。

野菜など

人間にとって有効な野菜や果物でも、食べる部位ではない部分に毒性があったり、人間は大丈夫でも猫ちゃんには影響のあるものもあります。
※紹介しているのは一部の植物です。ほかにも影響のある植物はたくさんあります

植物の名前 猫に害のある部位 食べた時に出る主な症状
アボガド 未成熟の果実、種子の中身 元気消失、チアノーゼ、死亡
ジャガイモ 芽、緑色のイモ 嘔吐、下痢、流涎、腹痛、発熱
トマト 葉、茎 結膜炎、皮膚炎、嘔吐、下痢
ナス 芽、葉 嘔吐、腹痛、血便、下痢、目眩、呼吸困難
アンズ 未成熟の果実、種子の中身 呼吸困難、虚脱、ケイレン
ウメ 未成熟の果実、種子の中身 呼吸困難、虚脱、ケイレン
スモモ 未成熟の果実、種子の中身 呼吸困難、虚脱、ケイレン
モモ 未成熟の果実、種子の中身 呼吸困難、虚脱、ケイレン
タマネギ 球根 皮膚のかぶれ、溶血

※実は未成熟なものほど影響があるようです

まとめ

調べだすとキリがない位出てきますが、本能的に「これは危険」と思う植物は口にしたり触ったりすることがありませんからできるだけ避けてあげるというのが一番だと思います。

100%外で暮らす野良猫や地域猫ちゃんたちは当然分かっていますし、隠れ場所として躑躅の中にいても決して食べたりはしません。逆にこれらの植物を植えても猫に対する忌避効果は期待できないとも言えます。

特に注意すべきなのは普段こうした危険なものと触れていない家猫ちゃんが突然逃げ出して外の広い世界に行った場合です。猫ちゃんは警戒心が強い反面何でも興味を持つ好奇心旺盛な動物ですから葉が風でゆれているのが気になって齧ってみたら・・・ということがあるかもしれません。