卵胎生メダカ(グッピー・ブラティ・モーリーなど)を大事に繁殖していくと・・・
- 公開日:
カテゴリー:上手に飼育する

このページの最終更新日は2017年5月1日です。情報が古い場合がありますのでご注意ください。
繁殖の楽しみが味わえる熱帯魚の代表格と言えばグッピーやブラティなどの卵胎生メダカですね。お腹の中で稚魚がある程度育ってから出てくるので、お腹の大きくなったメスをじっと見てると動く稚魚を見ることもできて、まさに生命の営みが感じられます。
やっぱり産まれてくる命は大切にしたい!!ということで教科書通りに
- 産まれそうなメスを産卵用のケースや別の水槽へ隔離する
- なかなか産まないときには少し水を変えて環境を変える
- 子を産んだメス親はすぐに稚魚と分ける(元の水槽に戻す)
- 稚魚用のフードやゆで卵の黄身を与えて速く育てる
ということに気を付けて繁殖させると、食べられたり栄養不良になったりすることが少なくたくさんの子供を育てることができますね。
でも・・・ちょっと待った!!グッピーなどの卵胎生メダカは1回の交配で2回産むって知ってます??水槽環境だと1回の産仔で20~30匹産まれますから、1度の交配で50~60匹産まれることになりますから、これが4か月程度で交配可能な親になると・・・多分数か月後には大変な数になります。
また産まれてくる仔は1/3がオス、2/3がメスとメスの比率が高いようなので(おそらく種を絶やさないためでしょう)、殖えていくスピードもはんぱない感じになります。
逆にいい加減?に水槽の中で産ませていると、親が仔を守るために食べたり、他の魚が食べるため多くても10匹程度しか残りませんので、繁殖するスピードを緩やかにすることができます。「かわいそう・・・」と思われるかもしれませんが、殖えて殖えて大変になった後は??と考えたら自然に任せる方がいいと私的には思います。
ただ、これにも限界があって、最初のうちはある程度淘汰されますが環境に慣れてくるとだんだんと親に育つ確率が大きくなってきます。そうなると・・・もうお分かりですね。
水槽は無限にあるわけではありませんから、あまり殖えて困るという場合には雌雄の判別が可能になったところでオス・メスを別の水槽で飼育するなどして調整しましょう。
ちなみに卵胎生メダカの雌雄の見分け方は、魚を横から見て、お腹にある3枚のヒレ?のうちの真ん中が
- 三角形なのがメス
- とがっているのがオス
です。また、モーリーは環境によって雌雄が転換することがありますから繁殖に関してはなおのこと注意が必要ですね。
- タグ:
- 熱帯魚

作者: 金魚・熱帯魚・海水魚を飼育しよう!(管理人)
10年余り観賞魚業界にいた経験に基づく有用な情報を配信しています。
また、このサイトでも使っているWordPressテーマ【HABONE】の開発と配布などを行っています。
年齢:50代 趣味/園芸・ペット・卓球