夏場使われなくてもヒーターとサーモスタットは電源をいれておいたほうがいい理由

夏場使われなくてもヒーターとサーモスタットは電源をいれておいたほうがいい理由

このページの最終更新日は2017年4月30日です。情報が古い場合がありますのでご注意ください。

暖かくなり、水温が上がって来ると不要?に思えるヒーターとサーモスタット。確かに最近の夏はいつも飼育している温度をはるかに上回ってしまうこともありますから、秋口まで外して保管されている方も多いと思います。

今回は題名通り、夏場使われなくてもヒーターとサーモスタットは電源をいれておいたほうがいい理由を大きく2つ紹介しようと思います。これは私の経験に基づくものですのですべてに当てはまるものではありませんので、ふーーん・・・程度に読んでいただければ幸いです。

理由その1 電化製品全般に言えることと共通

いくらほとんど稼働していなくても、ヒーターやサーモスタットはれっきとした家電製品。しばらく使っていなかった家電を久しぶりに使おうと思ったら動かなかった、冬場しまいっぱなしだった扇風機を使ったら過熱して火や煙が出たなんて話を毎年聞きますよね?

電化製品にはけっこうこういう法則が当てはまるようで、ヒーターも同様(その他水槽用ポンプなども同様)に、休ませてしまうと誤動作を起こしたりすることがあるようです。しばらく使っていないヒーターやサーモスタットを通電させると何等かの不具合が発生してまったく動作しなかったり、逆に温度が上がりすぎたりすることが経験上何度もありました。

水槽の保温器具を一度休眠させてから使う場合にはきちんと動作しているかを確認できる時間の余裕を作って試すか、新しいものに買い替えるようにしたほうが無難だと思います。

理由その2 意図せず水温が下がる環境もある

 こう暑いと部屋の中にいるときはエアコンを使うことが多いですよね?設定温度は28度のエコ温度だから、水槽のヒーターはずっと休眠・・・と思ったらちょっと違うようです。

最近のエアコンは冷たい空気を効率よく全体にいきわたらせて温度ムラをなくすために、結構な風量があります。この風が水槽に直接あたると途端に水温は急降下、時には冬場ヒーターで保温しているよりも低くなってしまうこともあります。

もしも温度が必要以上に下がったら・・・というときのために、ほとんど稼働していなくてもヒーターとサーモスタットはそのまま通電しておいた方が無難なのです。

水槽器具1つ1つの中で結構なコストウエイトを占める保温器具。買い替えとなると結構な金額になってしまいますから、待機電力だけで長持ちするなら・・・で通電したまま夏場を過ごされることを個人的にはおすすめします。

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作者:

10年余り観賞魚業界にいた経験に基づく有用な情報を配信しています。
また、このサイトでも使っているWordPressテーマ【HABONE】の開発と配布などを行っています。

年齢:50代 趣味/園芸・ペット・卓球