年末年始などで長期不在になるときのエサや環境はどうする??

年末年始などで長期不在になるときのエサや環境はどうする??

このページの最終更新日は2016年12月19日です。情報が古い場合がありますのでご注意ください。

年末年始、お盆などで長期旅行や帰省するときのエサはどうしてますか?市販の留守番フード放り込んでいく?自動エサやり器にまかせる?知り合いにお願いする?

今回は留守中のエサやりや出掛けるときのチェックポイントなどを紹介したいと思います。

普段からきちんとエサをやっていれば留守用フードは不要?

経験値と一般論と混合してお話しますが、いつもきちんとエサをあげていれば(特に痩せていなければ)、観賞魚そのものは1週間程度何も食べなくても大丈夫です。

逆に留守にするからと当日に留守番用フードを与えて出かけたり、自動エサやり器でセットしてOK!!というのはあまりお勧めしません。

まず留守番用フードはすごく汎用に作られていて、パッケージには金魚・熱帯魚全般なんて書いてある物が多いですね。本当にそのエサは食べますか??もしも使う場合は必ず事前に一度与えて、どの位で食べきるのか、そもそも食べてくれるのかを確認するようにしないと、帰ってきたら水質悪化&エサからカビが・・・なんてことにもなりかねませんから気を付けてください。

また、自動エサやり器も同様で、いつもやっているフードだから食べることに間違いはないのですが、きちんと食べきる量にしておかないと結局残ったエサが腐敗して水質悪化&水カビ発生・・・なんてことになってしまう可能性があります。

一番無難なのは「あげない」か「知り合いに頼む」こと

前述したように、普段からきちんと管理していれば、1週間程度は大丈夫ですから特にエサをあげる工夫をする必要はないと思います。心配なら信頼できる方にお願いしてエサやりをしてもらうのがいいでしょう。ただ、知り合いの方も普段エサをあげているわけではないのでやっぱり残り餌が気になりますね。事前に何度かエサやりに立ち会ってもらうなどシミュレーションをしましょう。

エサ以外で留守にするときのチェックポイント

出掛ける前日などに水替えや器具のメンテナンスなどは行わないようにしましょう。器具の不具合が発生したり、水替えによって水槽から水漏れなどが発生しても普段ならすぐに対処できますが、そのまま出かけてしまったら・・・ちょっと怖いですね。水替えや機器の変更などをするときは少なくとも丸一日以上前に行うようにしましょう。

あまりない事ですが、外出中に突然停電が発生する・・・というのも考えておいた方がいいと思います。電気代節約のためもかねて、水槽の見る面以外は板状の発砲スチロールなどで覆うようにしておくと、不意の電源ダウンにもある程度対応できます。

それから、オーバーフロー水槽で管理している方は、電源が落ちることで結構な水が水槽からろ過槽へ流れ込みます。事前に一度止めてみて、万が一停電になっても溢れないようにしましょう。また、オーバーフロー水槽や大型の上部濾過槽を使用する際にありがちなのが、水槽にサーモスタットのセンサー、ろ過槽内にヒーター(逆の場合もありますね)を入れている環境で何等かの不具合が起きた場合、際限なく水温が上がったり、逆に下がったりすることがありますからその点も注意したほうがいいと思います。

最後に温度を上げた水槽の水は結構蒸発しますし、大型魚などは飛び出したりする可能性もありますから、いつもよりもしっかりと蓋をするようにしてください。普段は減ったらこまめに補充しているし、暖房によってある程度水温が維持されている部分もあるので気にならないのですが、特に小さい水槽の場合にはびっくりする位水が減りますから注意しましょう。

以上、思いつくままに紹介ました。できれば外出は避けたいところですがそういう訳にもいかないでしょうから、きちんとチェックしてからのお出かけをお勧めします。

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作者:

10年余り観賞魚業界にいた経験に基づく有用な情報を配信しています。
また、このサイトでも使っているWordPressテーマ【HABONE】の開発と配布などを行っています。

年齢:50代 趣味/園芸・ペット・卓球