「寒くなってきたからヒーターを入れよう・・」と思ったときは

「寒くなってきたからヒーターを入れよう・・」と思ったときは

このページの最終更新日は2019年10月29日です。情報が古い場合がありますのでご注意ください。

久しぶりの投稿になります(笑)。

熱帯魚に限らず金魚の飼育でも冬場にヒーターを使う方は多いですよね?

夏場はほぼ稼働しないから・・で電源を抜いてどこかに保存している方も多いのでは??

そしてまた冬になり、しまっておいたヒーターの電源をON!!

これ実は結構危険なんです。

何が危険かというのを列記すると

  • サーモスタットのセンサーが誤動作して暴走することがある
  • ヒーターの両端から水が入らないようにしているゴム部分が乾燥でダメになり水が混入することがある
  • ヒーターの熱線が切れ、温度が上がらなくなることがある
  • ヒーターとサーモスタットの電源接続部分の腐食などによりショートや漏電をすることがある

こんなことがあり得るのです。

そもそも電気と水は相いれないものですから、より一層注意が必要です。

長い経験から本当は電源が入っているだけでほとんど稼働しない夏場でもずっと電源を入れているのがトラブルを防ぎ長持ちさせる一番の方法だと思います。夏場でもエアコンで室温が下がれば作動することもあるのですからね。

大切なおさかなたちを守るためにも、夏場電源を抜いて保管したヒーター・サーモスタットを再稼働させるときは

  • 最低でも朝稼働させ、温度が一定になる(きちんと加熱したり停止したりする)のを確認する
  • 安全のために毎年買い替えるようにする

といった対応をしましょう。

ちなみに、熱帯魚たちは結構低温には耐えられますから、万が一ヒーターの電源が入らず水温が下がってしまってもある程度は大丈夫ですが、逆の場合は非常に悲しいことになります・・・。

また、最近の日本の夏は異常ですから、特に暑さに弱い水草などがないのであれば、夏場の最高水温近くのままの温度設定で管理することで来年の夏も元気に乗り切ってくれることが多いですからその辺も注意しましょう。

あくまで経験上での話ですが

  • サーモスタットは水温が上がる方向(いつまでもヒーターの電源が切れない)で故障することが多い
  • ヒーターは電源が入らない方向(温まらない)で故障することが多い

と逆向きの故障をすることが多いので、交換するときは両方された方がいいと思いますよ。

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作者:

10年余り観賞魚業界にいた経験に基づく有用な情報を配信しています。
また、このサイトでも使っているWordPressテーマ【HABONE】の開発と配布などを行っています。

年齢:50代 趣味/園芸・ペット・卓球