外猫こそNが必須だと思う

公開日:2016年2月19日 地域猫日記
名古屋の地域猫「ヤンヤン」の写真

野良猫ちゃんや地域猫ちゃんたちに対して積極的に行われている「避妊・去勢」の処置。増えすぎないようにする対策として人間が猫ちゃんを「一代限り」にしてしまう、いわば生命の営みを断ってしまう行為ですが、外で自由に繁殖してしまうことで人間にとって迷惑になるなどの半ば勝手な理由で殺処分されてしまったりする仔たちがたくさんいる現状から考えると申し訳ないけど仕方ないけど・・・という常にジレンマとなる行為です。

ただ1つ考えたいのは、こうやって野良猫として特定の飼い主なく外で暮らす猫ちゃんには「生命の営み」に制限を設けておいて、飼い主が特定されているけど外をウロウロしている猫ちゃんたちはどう?ということです。

題名に書いた「N」は野良猫が社会と仲良くやっていくための対策であるTNR運動の一つです。Nはニューター(不妊手術)のこと。通常のTNR運動は「捕獲して」「避妊・去勢して」「元の場所へ」ということなのですが、飼育されている猫ですから捕獲も戻すことも必要はなく、単純に避妊・去勢をして、どこかへ行ったときに繁殖を助長しないということです。
TNR運動については

に説明ページがあります。

外猫ちゃんたちは特に繁殖期(発情期)になるとそわそわして外へ行きたがると思います。家の中にいても攻撃的になったりする仔もいます。だからといってそのまま家の外と中を自由に行き来させてしまうと・・・間違いなく繁殖行動をとってしまうと思います。

これではいくら野良猫たちに対策を取っても、外猫同士が繁殖してしまえば殖えてしまう可能性が高いですし、猫ちゃんは「猫が種族を守る交配後排卵という仕組み」のために妊娠する確率が高いので、そのままにしておけば
春から秋口にかけて1匹の外メス猫から数匹が生まれてしまう→飼い主が見つからない→外に放たれる
という図式ができてしまい、いつまでたってもいたちごっこになる可能性があります。野良猫が減らないのは実はこれが一番の要因なのかもしれません。

自治体によっては(名古屋は2016年2月現在)、避妊・去勢に対する助成金制度はストップしてしまっていますが、野良猫10匹に1匹あたり25,000~30,000円を、しかも有志で出資して手術し続けることは大変な負担になります。まずは、外猫として飼育するようになった飼い主さんたちが「自分の仔から産まれる不幸な命」を増やさないために計画的に繁殖をさせてもらえれば、不幸な仔たちは減らせると思います。

幸いここの仔たちはお兄さんたち有志の活動によって避妊・去勢が行われ、公ではないもののいろいろな人がエサをあげて命をつないでいます。一時はたくさんの猫ちゃんたちがいたそうですが、現在は増えることも減ることもなく安定しています。これは反面「次の命をつなぐ」行動を人間がせざるを得なかった=奪ってしまったということであるともいえます。

生まれたけどうちではこれ以上飼育できないし、あそこは野良猫がたくさんいるから・・・という悪魔のささやきに乗って軽はずみな行動は避けていただきたいと切に願います。

「うちの仔は外が好きだから、外に行きたがるから」と外に出した猫たちが何をしているのかを少し飼い主さんには考えていただけるとありがたいと思います。

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