毎日毎日記録が更新されていく名古屋市の新型コロナウイルス新規感染確認者数。その実数をニュースで見るだけでも「ハァ・・・・」となってしまうのですが、名古屋市が提供しているCSVデータを見ると驚くべき数字が書かれているんです。
ここ1週間の推移を見ていくと
- 7月30日・・・感染者数108、検査数282、陽性率38.3%
- 7月29日・・・感染者数 93、検査数202、陽性率46.0%
- 7月28日・・・感染者数 65、検査数125、陽性率52.0%
- 7月27日・・・感染者数 36、検査数125、陽性率28.8%
- 7月26日・・・感染者数 48、検査数153、陽性率31.4%
- 7月25日・・・感染者数 35、検査数137、陽性率25.5%
- 7月24日・・・感染者数 38、検査数 71、陽性率53.5%
1週間の合計としては、感染者数 423、検査数 1,095、陽性率 38.6%
陽性率は新型コロナ 陽性率も要チェック-第2波の襲来は、どのように把握すべきか?で書かれている通り
陽性率は、陽性判明数と陰性判明数の合計に占める陽性判明数の割合として計算される。
となっており、また、いろいろな条件によって「合計」となる分母の数字も、陽性となった分子の数字も多少変動するでしょうけど(詳しくは上記リンク先をご覧ください)、ごちゃごちゃと条件付けせず単純に検査数-陽性者数を「合計」として考えるととんでもない数字になっているのがよく分かります。
名古屋市では、第一波の時のように保健所で怪しさ!?を精査した上で検査を行っているから陽性率が高い!と言われそうですが、それでは、その怪しさのレベルを下げて検査したらどうなの?という疑問が浮上します。
これを正確に把握しようと検査数を増やせば、当然陽性判定される数も総じて増えるわけですから、もしもとんでもない数の検査を行えば、それ相当のとんでもない陽性者数になってしまうというのは感覚でとらえても確かでしょう。
とすると・・・市中にはすごい数の陽性者(症状のある/なしに関わらず)がいて、その中のほんの一部の人だけが発覚しているというとっても怖い風景が見えてきてしまいます。
本当に単純計算ですけど、もしもこの数字がまことしやかなものだとすれば、3人に1人が感染者である可能性があるということで・・・本当に恐ろしいです。
「いやいやそんなことあり得ない」「統計学ではそんな数字にならない」と言われるなら、本当の数字をしっかり出してもらいたいですし、結局・・なのであればもっと警鐘を鳴らすべきなのではないかと思います。
少なくとも私自身はこの数字を受け止め、より一層の外出自粛、消毒・手洗いの徹底をしていこうと思っています。