結論から言っちゃうとスパム(迷惑)メールであることがほとんどなんですけど、こんな感じのが届いたというお話です。
差出人はGmailのアカウントから、宛先は「undisclosed-recipients:;」ってなってますよね?直訳すると「知らない受信者」。まあ、メールサーバーの機能によりきちんと「***SPAM***(迷惑メール)扱いですよ」と件名冒頭に追加されてますから「ふーーーん」って削除すれば済むしょーもない話なんですけど、宛先ないのに何で届いてんの?と不思議に思われる方もいると思いますので、一応どういうことなのかを書いておきます。
メールの宛先として指定する方法としては「TO」「CC」「BCC」の3つがあるのはご存じでしょう。この3つの違いは
- 「TO」・・・本物?の宛先で何かあれば返信してもいいよ!という宛先
- 「CC」・・・カーボンコピー(要はコピー)の略で、一応送っとくから見といてね。意見や返信は要りませんよ!という宛先
- 「BCC」・・・ブラインドカーボンコピーの略で、基本的には「CC」と一緒で返信は要りませんし、加えて他の誰に送ったのかはヒ・ミ・ツ❤❤という宛先
です。「TO」や「CC」に入れた宛先は受信した人全員に知れてしまうので、誰に送ったかがわからないように「BCC」をつかうんですね(知らんかった人、ビジネスマンとして?、メールを使う者として失格ですヨ😥😐)。よく「CC」や「BCC」のメールに対してそのまま返信する人いますけど、「返信は不要」と言ってるわけですから返信しちゃいけません(「返信」ではなくきちんと新規作成でメールしましょうね)。
おっと😣脱線しそうになったので話を戻します。
メールの送信をする際、ほとんどのメールソフトでは「TO(宛先)」を少なくとも1つ指定しなければなりません。これは「CC」「BCC」を使う場合も同じです。「CC」の場合は「TO(誰)に送ってますけど、CCの人は見といてね」というメールなので、「TO」は指定すると思いますけど、「BCC」の場合は宛先というのがないこともある(単にすべての宛先を他の人にわからないようにしたい)ので、通常「BCC」を使う場合は送信者のメールアドレスや送信者が送信されたかを確認するためのメールアドレスを「TO(宛先)」にして、その他の人を「BCC」にすることが基本形でしょう。
今回届いたメールも他の宛先が一切わからないので「BCC」を使ったメールだと判断できます。が、今回のメールの「TO」欄は「undisclosed-recipients:;」となってますね。前述したように、通常ほとんどのメールソフトでは「TO」には必ずメールアドレスを1つ指定しなければ送信できないようになっていますから、「TO」欄の入力チェックをしない低俗?なソフトやウェブメーラーで送信しているか、何等かのプログラム経由で入力チェックを省いて送信しているかのいずれかということになります。
つまりほとんどの場合はスパム(迷惑)メールだと判断していいでしょう。
まあそれでなくても迷惑メールや何等かの詐欺メールかどうかを判断する基本は
- 宛先はそのサービスで登録したメールアドレス宛になっているか?
- メールの送信元アドレスの@以降はちゃんとその企業のものになっているか?
- 文末などに書かれている署名(会社情報など)は正しいか?
- 本文中にあるリンクのURLは書かれているURLと同じか?
の大きく4つ。スマホなどのメールでは簡易表示されていたり、パソコンのようにリンクをマウスオーバーしてリンク先URLを確認するということがしにくいですから、怪しいものはスマホでは見ないというのが一番かと思います。
どこからともなく送られてくる迷惑メール。変なことに引っかからないようにみなさん注意しましょうね!