連日ニュースやワイドショーなどで大半の時間を割いて発信されている新型コロナウイルス関連情報。
正しく恐れる・・・というようなことを言いながらも不安を煽ってるだけなのでは?とも個人的には思います。
猫のブログなので猫に関連付けると、猫伝染性腹膜炎(FIP)も猫コロナウイルス(猫から猫に感染するウイルス)が原因で、腹膜で白血球と戦うので腹膜が炎症を起こす(要は腹膜炎)になるというもの。今回の新型コロナウイルスも、人間の肺に入って同じように白血球がウイルスを壊滅しようと戦い、途中から何と戦っているのか分からなくなる(決してアホなわけではありません)ことで、本来攻撃してはいけないものも攻撃して重症化する・・・〇〇ウイルスが体に入って増殖してからのプロセスはほぼ同じだと言われています。
※研究者でも医療関係者でもありませんので「言われている」という表現にとどめます。
そこで大切なのが「ウイルスが体に入らないようにすること=予防」。でも私からすると、何だか皆さん「〇〇すれば100%感染しない方法」を求めすぎなのでは?と思います。
私は昔動物の管理をする仕事してました。犬・猫・小動物・観賞魚など愛玩動物とされるさまざまな動物の管理経験があります。
その中で初めて犬・猫に携わったときのこと。当時の指導者から教わったのは「〇〇のときは〇〇で消毒して」とか「〇〇のときは〇〇の薬を使って」といった形骸的な管理方法。最初は当然その通りにするしかありませんでしたから、指示されるがままに対応していました。でも・・・感染症が出て何匹かの命が奪われたんです。
毎日毎日罹患した(発症した)動物の世話をし、獣医へ通い、その何匹かを火葬場へ連れていき・・・というような時期もあって精神的に非常に辛い思いをしました。
疲弊しきった私は、何度か通ううち雑談などもできるようになったところで、率直に「どうやったら終結し、どうやったら再発しないのか?」と伺いました。
すると先生は「そんな方法はない、あったら教えてほしい位だよ」と意外な回答が返ってきました。
なんてヤブ医者??と一瞬思いましたが、次の言葉で納得がいきました。その回答というのが
「自分の目が今より100倍拡大して見えたら・・・この部屋も恐ろしい光景が広がってるよ、ホラ、ここにもそこにも何かがウヨウヨうごめいてるんだから」
「これが体に入って、過剰に防衛し始めたら、初めて目に見えて発病という状態になるだけ。その頃には既にいっぱい感染源はいるんだから予防するには手遅れで、目に見える症状を抑えるか、特効薬があるなら使うしかないんだよ」
そして
「予防策は単純に体に入って外敵とみなされる細菌やウイルスが入って繁殖しにくくすること、つまり確率をどう減らすかということなんだよ」
「その確率を減らすために、掃除をしたり消毒したりするんだよ」
「ウイルスは何かにとりついていないと生きていけないから、水分をなくす(乾燥させる)ことが一番、細菌はしばらく自分で生きてられるからウイルスよりもやっかい。そして何より汚れたところにいくら消毒液をかけても中で生きてることがあるから意味がない場合が多いよ」
というようなことをおっしゃいました。
だから・・・「確率を下げるにはどうするか?を考えるのが大事なので確実な対処方法はないと答えたんです」と言われました。
言われてみればごもっともなんですけど、言われなければ気づかない根本的な部分だと思います。その後私の管理する場所では一切、それらの動物たちを苦しめ、時には死に至らしめるような感染症は発生しませんでした。
話を戻すとコロナウイルスは「ウイルスの外側に油のような膜があるもの」と「外側に膜がないもの」の大きく2つの形態があって、今回の新型コロナウイルスは後者に当たり、前者と比べると
- 油分を分解するようなもの(せっけんなど)で洗えば死滅する可能性が高い
- アルコールなどを使った消毒で死滅する可能性が高い
のだそうですからおのずと何をすれば確率が下がるのか・・・すなわち手を清潔に保つことが大事。
ウイルスはどこかに寄生していないと生きられないものではあるものの、水分があればしばらく生きていられることから、できるだけ乾燥した状態を保つことが大事ではあるが、加湿することと、湿った状態にすることとは違うから、いろいろな場所で水滴が残るような加湿器の使い方は逆効果かもしれないこと。
ウイルスは市販の使い捨てマスクでは通ってしまうので直接ウイルスを遮断できる可能性自体は低いかもしれないが、マスクをすることで飛沫に含まれた「湿った場所で生きてるウイルス」を直接「自分の体で湿った状態の場所」へ付かないようにすること。
・・・といった確率を下げる行動をいかにするかに尽きると思います。
もしも今回のコロナウイルスに感染したかもという「体が抵抗する(高熱)」「せきが出る(肺での戦い)」などが出たら、まずは保健所や病院に問い合わせてから動くというのが早く収束させるための方法だと思います。
猫の話に再び戻すと・・・我が家にはモモがいてそこに
- 猫エイズウイルスキャリア(過去に陽性と判定された)の茶くん
- 結果的にFIPによる急死ではなかったか?と思われるトラ
- 見た目の健康状態には何ら問題ないが、長期にわたり外で暮らし、弱ったトラと一緒にいたココ
が次々にやってきて、ココとは仲良く!?暮らしています。もしもモモのことを考えたらそれらの仔たちと同居させるのはどうなん??と常に自問自答しています。が、できる限り「確率を減らす」ことをして、しかもできるだけ自由に仲良くしてくれたらいいと思っています。
ちなみに私は
- なるべく外で何かに触った手で物を食べたり、顔周りをさわったりしないように
- 外出先から帰ったら必ず手を洗うように
はしてます。でもそれも深く考えると、玄関から手を洗う場所までのドアなどで家にいる間にも触るところはないか?などいろいろと考えだしたらきりがありませんから、この2つが私が感染する可能性を下げる最小限のことと考えて実行するようにしてます。それでもしも罹患したら・・・しゃーーーーない!
アルコール消毒も考えましたが、汚れたところに対して行った場合の効果の問題と、奴らも生き残るためにもしも、もしも耐性を持ったら怖いという部分が私の中にあるので今は行っていません。
みなさんも最低限できることを行うようにして「正しく恐れて」乗り切りましょう!!
※タイトルにも書きましたが、この記事はあくまで個人の知見と意見です。