私が使っているのは、富士通のAH42/kという2013年2月に発売された10歳になるノートPC。
え~~いつの時代の?と言われそうだが、きちんとメーカーサイトにもスペックが掲載されている。
このノートがなかなか快調で、もう既にキーボードが壊れて外付けにしているような状況だし、バッテリーはとうに消耗しきっているので、必ず電源が必要だから、おおよそノートパソコンという役割は果たしていない(笑)。
まあ、自宅でしか使わないからいいのだし、ここ数年でかなり進行した老眼(遠視と呼ぼう)によって、ノートPCの画面距離では見にくく、外付けキーボードが挟まってる位の距離の方が断然見やすいので、この仕様?で満足している。
先日壊して買い替えたノートPCが見つかったこともあり、やっぱりパソコン系は大須でしょ!ということで、このAH42/K君をパワーアップすべく行ってきた。
現在は4GB増やしてメモリは8GB、250GBのHDDで動いていて、あまり不満もないものの、先日購入した中古ノートのSSDによる起動の速さと、12GBメモリの余裕を目の当たりにして、AH42/K君も似たようにしてみたらどうか?と部品探しをしてみることにしたのである。
まずはメモリ、メーカーサイトやネット情報、以前に増設した経験から、DDR3という規格のものが適合するのは知っていたので(クロックに関しては特に気にしてない)、何軒かのショップを回る。
そこにはなんと「DDR3」と「DDR3L」という2つの規格が!!
そして、どこのショップも「DDR3L」のメモリはあるが「DDR3」のメモリは売り切れており、あきらめかけて寄ったショップで唯一「DDR3」を発見!
そのショップにもどちらのメモリも置いてあったので、勇気を出して店員に聞いたら、素っ気ない感じで「L」は低電圧のメモリですよだって。そしてどちらが合うのかは、機種によってまちまちだから何とも言えないのだそう。
ええい、ままよ!ということで、「DDR3」を購入。ただ、やっぱり大須、以前に某中古ショップなどで見た価格の半額程度だった。まあ、これで規格に合わなくてもしゃーない!
家に帰り、早速電源とバッテリーを外し、背面のパネルを開ける。
以前に追加したメモリと最初からついてたメモリが出てきて、追加したほうを外す。
「お、DDR3で合ってた!!」。試しにもう一枚(最初からついてた方)を外してみると...。
な、なんと「DDR3L」...。え?間違った規格のメモリ付けても動作してたの?って感じ..。
ネットでいろいろ調べてみたら、両方の規格が使える機種もあるみたい。冒頭でリンクを張ったメーカーページには、メモリ規格は「DDR3」となっているから、両方動作するという仕様の上で、より低電圧なメモリが搭載されていたということなのだろう(ちなみにメーカーはサムスンだった)。
追加のメモリはBuffaloだし、今回買ったのも同じなので、メーカーも規格も揃えておこうということで「DDR3」のもの同士にした。
ドキドキしながらパワーON!!すんなり起動するし、きちんと認識されているから、問題ないだろうと判断。
まだSSDにはしていないので(部品入れ替えという単純なものではないので)起動はいつもと同じだけど、起動してしまえばやっぱり余裕の12GBメモリは快適。
8GBメモリでも、起動しているだけで40%程度のメモリ消費。今回ので20%程度まで低下したが、そもそもの話、なぜこんなにWindows10は大飯ぐらいなの?ちょっと昔の4GBPCではもう稼働させているだけでお腹いっぱいなのだろうなあ...。
また大須に行く機会があったら、もう一枚8GB買って、このパソコンの最大量である16GBの世界を体験しようと思う。
今回私のAH42君はどちらのメモリ規格でも動作したけど、対応していないPCもあるようなので、DDR3の増設をする際はメーカーサイトで確認したり、現時点で搭載されているメモリを実際に確認することをおすすめする。