次々にマイナンバーカードに関するトラブルが露見していますが、私個人的には「よくトラブルを正直に公表してるなぁ」と逆に感心する位、ひたむきに対応していると感じます。
ほら、こういうのって政治的にも、役所的にもすごく嫌うし、間違ったことを間違ったと言わない人種(あくまでも個人的見解です)なので、もしもトラブルや不祥事があっても絶対に公表されないと思ってたから。
それに、私的には、河野デジタル大臣は、ワクチン担当した時もそうだけど、本当にスピーディで正直。
ワクチンの時はあまりにもスムーズに確保できたから、マスコミもネタがなくなって、やれ廃棄になったものがあるだの、足りないところがあるだの、予約が取れないだの、安全性の問題だのといったあら捜しばかり。すごい勢いでワクチン接種が進んだことは何も取り上げない。
マイナンバーカードもそう。かくいう私も、当初は「国に個人情報が筒抜けになるんじゃないか?」「漏洩したらどうなる?」などネガティブなイメージだったが、マイナポイント欲しさに作り、ポイントの恩恵を受けた。
そもそもマイナンバーは、もう既に全員に割り当てられていて、それと紐づけて国(役所)が管理しているのはもう間違いない。
そして、マイナンバーカードは、運転免許証に変わる身分証明書として有効な他、個人が各機関のサービスを安全に利用したり、マイナポータルサイトへ安全にログインするための切符替わりのようなもの。
つまり持っているだけでは特に実害はなく、むしろ同じICカードのクレジットカードの方がよっぽど危険なのではないかと思う。
最近では、メディアがやたらとマイナンバーカードの利用に関するトラブルを取り上げ、返納運動のようなものがSNSで上がっていることをわざわざ取り上げて、またまたネガティブキャンペーンに走っている。
まあ、個人的に恐ろしいのは、登録段階でのミスなどではなく、先にあった、特定条件下で住民票を発行すると他人のものが出てくる、とか、マイナ保険証で認証できないと一旦10割負担になるといったこと位で、逆に赤の他人の住民票が出てきてしまった時に「これ悪用しよっと」と考えるよりも「300円返せ!」の方が先に立つ。そしてプログラム上の問題なのであれば、出る度に改善されていくだろうから、どんどんトラブルを国民が正直に(嘘なく)通報していけば、より強固なシステムになることは間違いないと思う。
ちなみに私の住んでいる名古屋市は、コンビニでの住民票等の取得ができないので、トラブルには遭っていないことを添えておく。
こうした不都合なことばかりが露見されているが、先にも書いた通り、マイナンバーカードはマイナポータルへログインするために必要なカードデバイス。
マイナポータルでは、どんな情報が紐づけされているか、調べようと思えば、どんなところが自身の情報を閲覧(利用)したのかも分かる。
そして何より医療情報が共有されれば、複数の病院に掛かっても、過去を含めどんなことがあったのか?どんなことに注意が必要なのか(アレルギーなど)?が分かるようになり、無駄な検査や無駄なやり取りが各段に減ると思う。
重複になるが、マイナンバーはもう既に割り振られているものであり、ポイントをもらうためとはいえ、健康保険証の紐づけをする際にいきなり登録もしていない自身の保険証情報が出てきて私はびっくりしたのだが、もうすでにそうして情報のリレーションは取られているのだから、カードデバイスを返納したところで何も変わらないのでは?と思う。
個人的には、早く運転免許証と一本化して、できればどちらかの更新と同時に双方が更新されたものとなってくれれば、運転免許の更新だけで済むようになり、「マイナンバーカード」「運転免許証」「健康保険証」の3つが1つになればより便利になるのにと思うし、便利になることを期待している。