現在は手術も終わり、後は回復を待つばかりなので、内視鏡検査で直腸がんが発覚して以降の食事メニューを、あくまでも記憶として残しておく。
そして、私は医師でも栄養士でもないのであくまでも例として公開することを予めお断りしておく。
適切な訴えをして適切な薬をもらうことが第一
私は患者本人ではないので、医師とのやり取りについては聞いていないから不明。
ただ、治療の目途が立ってきた段階でしか薬(下剤)が処方されなかったのは、緊急度をきちんと伝えていなかったからなのかも知れない。
結論として、検査前に処方された下剤と絶食では排出されておらず、内視鏡は洗浄しながら検査となり、相当量の便が排出されたそうだから..。
ここだけの話だが、町医者で受けた内視鏡検査は、直腸癌の部分までで、その上部(詰まった先)までは見てくれなかった...。
回数、色、出てきているものなどどんな便の状態なのか、痛みはどんな時に出るのか、どんな道程で今の状況になっているのかなど、時間など関係なく、本当に包み隠さず医師に話すことをおすすめする。
手術日程の決定時に医師から言われたのは、「一番怖いのは完全に詰まって閉塞してしまうこと」。入院や手術などの日程が決まったところで、それまでの間(特に日数が開く検査検査の間)にそうなってしまえば非常に危険なのだろうから。
またまたここだけの話、町医者では漢方薬が処方されたが何も効果はなく..大病院で処方された下剤が効いた..。
粘度の高いもの(主に油や脂の類)はできるだけ控えるようにした方が良いが、下剤により、栄養の吸収を待たずにどんどん排出されるようになってくるから、これについてはこだわる必要はないと思われる(現にそれによって状態は悪化しなかった)。
それよりも、胃で十分に破砕されず、腸内でも破砕されなかったものが、患部に詰まるのが一番怖いので、原則は「一度破砕したものを固めたものか、そもそも液状になってしまうもの」がよさそうだった。
健常な人と、手術前の人の分を一度に作ることになるので、食事ごとの作業が原則倍になるから、作る方も作ってもらう方も大変(作ってもらう側が「大変」と感じるか「当たり前」と感じるかどうかは当事者次第)なので、栄養が取れて、かつ、出来合いで代用できるものは積極的に使った方がいい。
だった。また、ポテトサラダなども食べて問題ないものの、具材のほとんどは抜く必要があるので、マッシュポテトだけ作ってから、食材を吟味して混ぜれば、特に負担にならなかった。
おかゆに関しても、都度ごはんを炊いてというのは大変だし、一食分を作るのは難しいので、あらかじめ炊いておいたものを1食程度分ずつラップして冷凍しておけば、健常者が麺類の場合でも大して手間なく作れる。
我が家はもともと外食を一切せずに、手作りで生活してきたので、どうしても手でできるだけ作ってあげたい..と思うところだったが、この時ばかりは結構出来合いのものに頼った。そうしないとお互い潰れてしまう..。
それを繰り返して、うちの場合はだいたい24時間後に出るということが分かり、「これ大丈夫?」と思えるものを食べたら翌日には必ずチェックして、形そのままで出てきたものは除外(食べたいだけで実際消化されてないので、閉塞の危険がある食材と判断)していった。